注文住宅で建設する場合、建売住宅やマンションの購入と大きく違う点は、間取りや設備の自由度が高いということではないでしょうか。自宅を建てるわけですから、取り入れたい機能や設備はすべて詰め込みたいと思うのはみんな同じです。しかし、忘れてはいけないのは、建てるための予算があるということです。予算の上限が無ければ、何も考えずにすべて取り入れることができますが、そのような人はほとんどいないと思います。
ここでは、具体的な打合せが始まる前にぜひやっておいた方が良いことをご紹介します。
打合せ前のおすすめ
その① 打合せノートを作る
打合せでは、担当者がその日の打合せ内容の議事録を作ってくれます。これとは別に、自分用の『打合せノート』を作りましょう。打合せノートには、取り入れたい機能や相談したいことなどをまとめていくと良いと思います。
その② やらないことリストを作る
どうしてやらないことを決めるのか?と思うかもしれませんが、『やらないことリスト』を作りことは重要です。打合せが進んでいくと気分が高まって、必要ないものまで追加してしまうことがあります。冷静に考えられる最初の段階でやらないことリストを作っておくと、不要なものを追加することもなくなります。
その③ 不満リストを作る
次にやることは、『不満リスト』を作ることです。今住んでいる住居で不満に感じることをリストアップしていきます。
その④ やりたいことリストを作る
最後は、お待ちかねの『やりたいことリスト』を作ることです。やりたいことリストには、とにかく取り入れたい機能や設備を書き出していきましょう。具体的なメーカーや品名があれば、リストに書いておきましょう。できれば、リストの中で取り入れたい順番を決めておくと、予算オーバーしたときの目安にすることができます。
わが家のリスト3種類
①やらないことリスト
- リビングに吹抜けを付けること
- ベランダ、バルコニーを作ること
- トイレ、浴室に窓を付けること
- 寝室にウォークインクローゼット
- ガス衣類乾燥機を付けること
②不満リスト
- リビングの天井が低く感じる
- キッチンのまな板を置くスペースが狭い
- 浴室の鏡を洗うのが手間
③やりたいことリスト
- ZEH仕様(太陽光発電)
- 折り上げ天井
- ファミリークローゼット
- リビングと一体利用できるテラス
本格的な打合せが始まると決めなければいけないことがたくさんあります。気がつくといつの間にか見積書の金額がとんでもない額になっていることがあります。そうならないためにも冷静なときにやりたいこととやらないことを整理しておきましょう。